【テレビや雑誌で話題の痩身機器 九州初上陸!】EMSCULPT|SEIKO MEDICAL BEAUTY CLINIC 福岡 天神 西通り
エムスカルプトは高密度焦点式電磁場装置(HIFEM)であり、治療部位の美的改善を可能にする非侵襲的な皮下脂肪の減少および深層筋リモデリングという独自の組み合わせを引き起こす。
本装置は、高密度焦点式電磁場(HIFEM)による超極大筋収縮を誘発する。この結果、細胞膜内における空孔率の変化、エレクトロポレーションおよび脂肪細胞からの遊離脂肪酸(FFA)の流出を促す。脂肪細胞は筋収縮中に放出される大量のFFAを処理できないため、小胞体ストレス(ERストレス)と呼ばれる化学反応を介してアポトーシスを誘発する。また同時に、筋肉は強制的に超極大筋収縮に適応しなければならない。
結果、筋肉肥大および筋線維の過形成による非常に効果的な深層筋のリモデリングを促す。この導入メカニズムが治療部位の増大および引き締まりを引き起こす。
エムスカルプトは高密度焦点式電磁(HIFEM)技術を使用しています。照射されたエネルギーは1回の治療につき約2万回ほどの筋収縮を誘発します、通常の自発的な筋肉の運動では到達できない、超極大筋収縮が発生しますが、この「超極大筋収縮」の原理についてです。
上図のように、随意的な筋肉の活動中は(図の左半分)、筋線維は各神経刺激間に弛緩しています。これは、前の筋肉の活動が続いている間、中枢神経系が他の刺激を伝達することができないからです。なぜ、他の刺激を伝達することができないのかは、専門的な話になりますが、「活動電位活性化のメカニズムは、 細胞が別のサイクルに備えて膜を再分極するため、 短い不応期を含む一般的な時間的サイクルを有しているから」です。
これとは対照的に、エムスカルプトが生成する頻度の刺激では刺激間で筋肉を弛緩させることができません(上図右)。筋肉が連続して収縮しているのがわかると思います。エムスカルプトからの刺激は脳機能とは無関係で、この現象が、通常随意的な筋活動では達成できない超極大収縮を引き起こすのです。
生理学的に発達および維持可能な最大量の緊張を最大随意収縮(MVC)と呼び、通常、この収縮はほんの一瞬持続します。MVCよりも高まった緊張を伴う収縮を超極大と定義すると、HIFEMを使用したエムスカルプトは超極大収縮を生成し、数秒間その収縮を維持するのです。
上図左 自発的に不可能な筋収縮は細胞の活性化を誘発し、脂肪分解を促す。細胞内では、大量の遊離脂肪酸(FFA) が、トリアシルグリセロールから放出される。
上図中 体のエネルギー源として消費されるFFAは、この高速かつ強力な刺激に反応し、過剰に蓄積する。その結果、脂肪細胞の代謝がFFAの大量な放出に圧倒される。
上図右 このFFAの流れが、脂肪細胞の機能障害を引き起こし、アポトーシスを開始する。死んだ脂肪細胞は分解後、数週間にわたって安全に体外へ排出される。
脂肪細胞におけるアポトーシスレベルは平均92%増加しています(治療1回後、ベースライン時の18.75%から治療8時間後には35.95%まで増加した) このような流れで、脂肪が分解され永続的な変化をもたらすとみなされています。
効果が現れて改善するのは、体が細胞破片やその他の代謝老廃物を完全に処理し除去する、実際の治療から 1~3カ月の間に確認されると言われています。
強力な筋収縮により ・筋線維肥大 ・新しいタンパク質線維および筋線維の生成 ・筋線維の過形成 などの非常に効率的な筋線維の成長を含む変化が起こります。
筋肉構造改善における最良の結果は、組織の成長、肥厚、再生が完全に完了する、最後の治療から14日後に確認されます。
また最後の筋活動から2カ月後、筋肉変化の大部分または全てが維持され、わずかな筋肉の減少が3カ月後に確認されました。その減少傾向は継続していたにも関わらず、ほとんどの症例において運動が誘発した筋肉変化が6カ月後も維持されていました。
皮下脂肪における変化の証拠として血液検査による急速な代謝反応が明らかになりました。 安全にかかわるリスクが検出されませんでした。
エムスカルプトによる脂肪の組織学についての文献を紹介しました。
専門的な話になりましたが、エムスカルプトによる超極大筋収縮によって、皮下脂肪の減少と深層筋のリモデリングが起こることが述べられた論文でした。